保育所で起こりやすい問題

保育所で起こりやすい問題には様々なものがあります。そのうちの1つは待機児童問題です。2つ目は幼稚園上がりの子供との教育面の格差問題。3つ目は親子の時間不足の問題になります。続いて、こちらの問題について解説します。

待機児童問題とは子供の数が既定の数を超えており、望んでいた保育園に入れない児童を指します。最近は主に都市部でこの問題が深刻化していて、政府は対策を進めているのにも関わらず保育所の面倒を見ることができる子供の数よりも、保育所に入りたい子供のほうが増えていることが問題になります。

2つ目の問題は幼稚園上がりの子供との教育格差です。保育園は教育施設ではなく児童福祉の施設としての位置づけです。そのため、小さいころから色々なことを教わる時間が幼稚園の子供と比べると少なくなってしまいます。幼稚園では教育の一環として文字の読み書きなどの基本的なことを教えますが、保育園では自分の名前を書けないまま小学校に上がることも珍しくありません。そのようなことが大きな問題になっています。

3つ目は親子の時間不足の問題です。小さい頃から保育園に預けてしまうと親と子供の時間が取れなくなってしまいます。親子で過ごす時間が少なくなってしまうとコミュニケーションを取る時間が少なくなったり、子供は一日の大半を保育園で過ごしているためにはじめて言葉を発したときなどの成長の瞬間をとらえることができなくなってしまいます。